平成20年に下田市で建築させていただいた住宅の10年点検で
当時のコーディネーターと一緒に下田市まで行ってきました!
お施主様の旦那様はもうすでに亡くなってしまいましたが、
旦那様は骨董や美術に造詣が深く10年前はいろいろ勉強させてもらったなぁ
なんて思い出しながら道中の河津桜を横目に下田市まで。
当時は伊豆縦貫道が整備されておらず4時間近くかかっていましたが
今では伊豆縦貫道を通り天城越えで下田市まで3時間ほど。
10年前は下田まで行くのに、西伊豆回り、天城越え、東伊豆回りなど
どれが早いか、運転しやすいか試しながら清水から約4か月間通いました。
おかげで今でもナビなしで大丈夫!
お昼前にご自宅に到着すると奥様の大歓迎を受けました。
奥様は80才を超えているはずなのにすごく元気!
10年前と全く(ほんとに)変わってないです。
伊豆といえば「なまこ壁」
家の中にはこだわりの絵がたくさん飾ってあります。
また敷地の一角には、釘を使わず特殊な仕口や込栓のみで組んだ
古民家の骨董品や美術品の収蔵小屋があります。
確か旦那さんが北陸あたりで、収蔵庫に丁度いいサイズの
古民家にひとめぼれをして、先方に頼み込んで譲ってもらい
下田に移築したという話。

奥様はご自宅の中をとてもキレイにされており、また建物に関して
修理、調整などが必要なところも1、2か所。
点検もそこそこに、奥様の当時と変わらない「早くごはん食べ行こ」
の一声で、当時から施主様ご夫婦によく連れてって頂いた蕎麦屋さんまで。
うなぎでもかつ丼でも蕎麦でも「ねぇ、こんな食べれないから私の半分食べて」
と言って最初に取り分けてくれるのも当時と何も変わらず。(笑)
蕎麦茶寮 須田 つけ鴨せいろ
ご自宅にサル、近所にイノシシが出る話や、最近は(奥様の体感的に)
下田市が観光の面で河津や南伊豆に負けてるって話(多分ちょっと悔しい)、
この店は焼酎の蕎麦湯割りが最高、一緒に飲まない?泊ってけばいいじゃん
なんて話をしながら、大盛になった蕎麦をおなか一杯頂きました。
それからまたご自宅に寄り、旦那様の仏壇にお線香をあげさせていただきました。
奥様と後日の修理対応の打合せをして、また来る旨を伝え
丁重にお礼をしてご自宅を後にしました。
帰りは「道の駅開国下田みなと」に寄り黒船と龍馬像をパシャリ。


よく考えると下田には仕事では何十回と来ましたが、
プライベートでは1回しか来た事がありません。
当時は仕事の為あまり余裕がなく、車を降りての観光などせず、
ペリーロードや了仙寺、白浜海岸など車窓からの観光だったので、
ドライブがてら今度はプライベートでゆっくり来たいと思いました。
皆さんもぜひ下田へ。
下田サイコー!